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MORISAWA MC-B2 4.0   2008 5

目次

. 注意事項

. バージョンアップ内容

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. 注意事項

1)バージョンアップにより修正項目に関係する組版が変わる場合があります。

特に、旧バージョンで作成されたデータを新バージョンで使用される際は、ご確認して頂けますようお願いします。

2) 下記バージョンアップ内容以外に幾つかの修正や変更がされている場合があります。

詳細はアップデート後に表示される「バージョンアップ情報」を参照してください。

質問や不明点がありましたら、弊社サポートセンターまでお問い合わせください。

 

. バージョンアップ内容

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4.24 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) テキストインポートでのマクロ引数が260文字まででしたが1024文字に拡張しました。

 

【不具合修正】

1) マスターページを編集するとドキュメントページのマスターオブジェクトとオブジェクトの階層が変わる場合がある不具合を修正しました。

 2) ページ削除で見開き2ページが片側1ページになる場合、グループ化オブジェクトの位置が1ページ分ずれる場合がある不具合を修正しました。

3) テキスト連結された中間のテキストボックスを選択し、次ページに連結すると強制終了する不具合を修正しました。

 4) ページ間にテキスト連結がある場合、ページ構成でページの追加や削除をすると強制終了する場合がある不具合を修正しました。

5) 表を新規作成し1行目または1列目を削除後、先頭行/先頭列のセルから矢印キーで反対方向に移動を行うと強制終了する不具合を修正しました。

6) 特色を含む文書をコンポジットでPostScriptに出力すると特色版にトンボやページ情報が出力されない不具合を修正しました。

7) 波線、ギザギザを指定したオブジェクトを回転し、PostScriptに出力すると画面と出力結果が異なる場合がある不具合を修正しました。

8) 見出しを柱に使用すると見出し内マクロの文字属性が効かない、またはエラーが発生する場合がある不具合を修正しました。

9) 段間を0に設定した場合、スタイル表組の塗りが段をまたいで自動結合されてしまう場合がある不具合を修正しました。

10) スタイル表組の表ヘッダー行に属するこま内にインラインオブジェクトを指定すると強制終了する場合がある不具合を修正しました。

11) 行間調整に行間が設定された次の行にスタイル表組が指定された場合、スタイル表組前の行間が不正になる不具合を修正しました。

12) 行間調整が行間でスタイル表組の途中分割を有効にした場合、同じ内容の文字列が繰り返し表示される不具合を修正しました。

13) モノルビとグループルビが連続するとき、モノルビのルビ掛けでグループルビのルビと重なる不具合を修正しました。

14) ルビコマンドで均等揃えを指定した場合に、ルビ後に本分の字送りが効かない不具合を修正しました。

15) マスターページに表をインラインオブジェクトとして使用すると強制終了する不具合を修正しました。

16) 小組開始の段落が丁度段末をオーバーし次ページがオブジェクトの貼り込みによって1文字も入らない状態の場合、強制終了する不具合を修正しました。

17) 破線指定の相対罫巻きコマンドがページをまたがると、破線の出力に不具合があるのを修正しました。

18) 1段落中に複数の振り分け指定され、振り分け中にアンダーラインが指定されている場合で段落がページをまたがるとき、罫線の順序が入れ替わる不具合を修正しました。

 

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4.231 の変更点

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【不具合修正】

1) EPS画像をインポートまたは印刷を実行すると強制終了する場合がある不具合を修正しました。

 

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4.23 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) 表組の外枠に子持罫が指定できるようになりました。

 2) 印刷ダイアログの「墨のせ」の初期値をONに変更しました。

 3) PDF出力で一部の文字位置がずれる場合があるため、「現在、画面表示と出力結果が異なる」メッセージをPDF出力時に表示するようにしました。

 4) エディタ上で文字属性コマンドの文字サイズに関連する項目を指定した時、字送りパラメータをベタ属性になるように変更しました。

 

【不具合修正】

1) 表組を含むマスターページを複製した場合に、複製元の表組のテキストを変更すると複製した表組のテキストも変更される不具合を修正しました。

 2) 表組を別の文書へコピーした場合にセルの塗りカラーと文字カラーが反映されない不具合を修正しました。

 3) 表組でセルの罫線設定が指定以外の箇所も変わる不具合を修正しました。

 4) 表組を回転させてもアンダーラインが回転しない不具合を修正しました。

 5) マスターページに表組を作成している場合に数式パラメータを更新すると強制終了する不具合を修正しました。

 6) 1行または1列目を削除した表組で編集を行うと強制終了する場合がある不具合を修正しました。

 7) 特色を指定したオブジェクトが含まれるドキュメントを「墨のせ」を有効にし、PS出力(コンポジット)すると、特色がのせの状態で出力される不具合を修正しました。

 8) エディタの「連字編集」ダイアログで、「名前を付けて保存」や「複製して追加」を実行すると強制終了する不具合を修正しました。

 9) ノンブル付加文字の文字サイズをノンブルの文字サイズより大きくすると組版エラーになる不具合を修正しました。

10) エディタ上で書体を変更後、段落スタイルを新規に作成すると画面表示の書体が変わる場合がある不具合を修正しました。

11) テキストがあふれて自動的にページが作成された場合、マスターページの表組の文字がそのページに表示されない場合がある不具合を修正しました。

12) テキストエクスポートで、数式文字直後のエスケープ文字(\_iなど)が出力されない場合がある不具合を修正しました。

13) 行末の文字の直前に設定した固定スペースが無視され、行末にアキが発生する不具合を修正しました。

14) 縦組のテキストボックスでスタイル表組を作成し、「表ヘッダー自動発生」の設定を行っている場合、自動発生した表ヘッダーの文字位置がずれる不具合を修正しました。

15) 複数ページにまたがるように連結されたテキストボックスに、表行途中分割が発生するスタイル表組を指定すると、こまの文字列に抜けが発生する場合がある不具合を修正しました。

16) 見出しスタイルの条件の「行方向位置」が指定されている場合、オブジェクトを回り込まない不具合を修正しました。

17) 0行取りの段抜き見出しの直後に段抜き見出しが連続する場合で、段の先頭に配置された場合に強制終了する場合がある不具合を修正しました。

18) 柱コマンド内でマクロを使用した場合、マクロの引数内の属性が欠ける不具合を修正しました。

19) 組版モードのルビ行頭行末揃えとルビ掛けが許可で、ルビ3文字のモノルビで、直後に終わり括弧や句読点などの約物がある場合、約物の前に4分のアキが発生する不具合を修正しました。

20) モノルビでルビが3字以上あり、ルビ掛けモードとルビ行頭行末揃えが許可で行頭配置された場合に親文字が版面を飛び出す場合がある不具合を修正しました。

21) ページをまたがるスタイル表組で外枠が正常に表示されない不具合を修正しました。

22) インラインオブジェクトがある振り分けがページ末をオーバーするとフリーズする不具合を修正しました。

23) 振り分け中の縦中横コマンド内に他のコマンドが指定されるとフリーズする不具合を修正しました。

24) 振り分け終了直後に改行コマンドがある場合、均等揃えで行末にアキが発生する不具合修正しました。

 

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4.22 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) 「組版モード」ダイアログの「禁則文字追い込み処理」に調整量を追加しました。4分を選択することにより、行中の最大追い込み量が4分までとなります。

 

【不具合修正】

1) 右綴じドキュメントでB2-ex(+)を実行すると、組版済みページ以降の情報が出力されない不具合を修正しました。

2) 割注直後に中点がある場合、行末にアキが発生する不具合を修正しました。

 3) 割注直後に欧文SP、ワードSP、移動命令(分離禁止+文字間アキ)がある場合、割注終了パーレン位置に不具合があるのを修正しました。

 

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4.21 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) 「ドキュメント環境設定」ダイアログに「互換」タブを追加しました。前のバージョンとの互換性に関係する項目があります。

 2) 次のショートカットを追加しました。選択ツール:Ctrl+Shift+S、エレメント選択ツール:Ctrl+Shift+X、テキストツール:Ctrl+Shift+A

 3) 削除された組合せ書体を使用している場合は、「フォント使用状況」のリストに×印と<<書体名なし>>という表示が出るようにしました。

 4) スタイル表組でページまたぐテキストキャレットの移動ができるようになりました。

5) 「ドキュメント環境設定」ダイアログの「互換」タブに「振り分け、割注後ぶら下げなしにする」を追加しました。

  行末の割注または振り分け直後の句読点のぶら下げや追込みを「する」「しない」を指定します。

 6) 「ドキュメント環境設定」ダイアログの「互換」タブに「振り分け行長で地付を無効」を追加しました。

  振り分けで行長指定がない場合の地付きを「する」「しない」を指定します。

 7) 文字属性コマンドの字送りに「現在の設定」を追加しました。この指定をすると書体やカラーの変更でベタ送りになる不具合が解消されます。

 8) ユニコード2039,203Aの文字種の初期値を「始め括弧」「終わり括弧」から「英記号」に変更しました。

 9) 文字種ダイアログで、分類に「プロポーショナル欧字」を選択したとき、種類に「英分割禁止記号」が指定できるようになりました。

  ハイフネーションが設定されていると欧文の !),-./:;>?]} の後、(<[{ の前で分割されますが、これらの文字を「英分割禁止記号」にすることで分割が禁止されます。

 

【不具合修正】

1) 「エクスポート」-PDF」にてPDF出力すると、画面表示と比べ一部の文字位置がずれる場合がある不具合を修正しました。

2) 一部のTrueTypeフォントを使用してPostScript出力すると、句読点などの縦組字形が横組字形で出力される不具合を修正しました。

3) グループ化されているテキストボックスをインラインオブジェクトや浮動枠に使用した場合、テキストボックスの書体がフォント使用状況に反映されない不具合を修正しました。

4) ページの追加・削除を行うと、表組にある文字の位置がずれる不具合を修正しました。

5) ノンブルと柱で、組版モードの「段頭の天付」が効かない不具合を修正しました。

6) 1段で収まるスタイル表組の前に行アキコマンドを使用すると、表罫が版面からはみ出す不具合を修正しました。
  複数段にまたがるスタイル表組の前に行アキ、複行アキコマンドを使用することはできません。詳細については、取扱説明書の「組版編」-2-6. 文字型コマンド」-「行方向ジャスト」を参照してください。

7) 行末にルビの音引きがあると、ルビの音引きが版面をオーバーする不具合を修正しました。

8) BOX罫線コマンドで飾り罫を指定し、行方向と字詰め方向サイズに負の値を設定すると強制終了する不具合を修正しました。

9) 組版モードのレタースペースを有効にした場合、連数字縦中横にされた文字がずれる不具合を修正しました。

10) 連数字縦中横にされた文字に変形をかけると、行末から文字が飛び出す不具合を修正しました。

11) 小組中の縦中横の2分数字、3分数字の文字が回転し正しい位置で組版されない不具合を修正しました。

 

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4.20 の主な新機能・機能拡張項目

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【仕様変更/追加】

1) 「数式エディタ」を追加しました。数式をイメージで編集することができます。「数式エディタ」には別売の「MC-B2用数式書体」が必要です。

 2) 「スタイルパレット」がイメージ上で使用できるようになりました。

 3) 「段落スタイル」リストをメジャーパレットに追加しました。イメージ上で段落スタイルの表示や変更をすることができます。

 4) 「フォント使用状況」を追加しました。編集中の文書で使用している書体を確認することができます。

 5) 「段落スタイル使用状況」を追加しました。編集中の文書で使用している段落スタイルを確認することができます。

 6) 「ページ構成」でノンブルの「開始ページ番号」の順序に「昇順」または「降順」が指定できるようになりました。

7) マスターページに設定できる柱の数を4個から8個に増やしました。

 9) マスターページの柱文字やノンブルの付加文字にテキストの属性指定(\_ 形式)が使用できるようになりました。

10) 線種に「波線」、「ギザギザ」を追加しました。

11) 「矢印サイズ」をドキュメント環境設定に追加しました。線の太に対する矢印サイズの割合を調整することができます。

12) テキストのエクスポート時に「出力オプション」を追加しました。テキストの属性指定やコマンドを除くことができます。

13) 「連数字縦中横」を組版モードに追加しました。縦組中で指定桁の英数字が自動的に横組(縦中横)になります。

 

【不具合修正】

1) TrueTypeフォントの表示位置をOpenType(PostScript形式)フォントと同じになるように修正しました。前バージョンでTrueTypeフォントを使用している場合は、文字の表示位置が異なる場合がありますのでご確認ください。

 2) フォントの"ファイル名"に「漢字」や「かな」が使用されていると、PDF出力時にフォントの埋め込みができない不具合を修正しました。

 3) 長い名前(32文字以上)の文書をPostScript出力すると強制終了する場合がある不具合を修正しました。

 4) MC-B2用数式書体のルート記号をフォントダウンロード「なし」でPostScript出力した場合、ルートがずれる不具合を修正しました。

5) 表組または行間指定の本文で、詰め設定して自動変形を指定すると1行に収まらない不具合を修正しました。

 6) 段間を0に設定した場合、スタイル表組の行間罫線が段を跨いで自動結合されてしまう場合がある不具合を修正しました。

 7) こま途中分割後の表行深さがVersion4.1の組版結果と比較して長くなる不具合を修正しました。

 8) 基本組方向と組違いのこまで文字に変形をかけると字送りが不正になる不具合を修正しました。

 9) 組替え中の本文に「行位置補正」を指定した場合、次のページの先頭1行目の開始位置がずれる不具合を修正しました。

10) 振り分けの2行目に文字が有るか無いかで、振り分け1行目の表示位置が変わる不具合を修正しました。

11) 行末の単語中に欧文以外の分離禁止の数字や文字があると、行末に4分自動挿入スペースが残ってしまう不具合を修正しました。

12) 数式のインデックスの終了コマンドまでアンダーラインを引くと、アンダーラインの位置が行方向にずれる不具合を修正しました。

 

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4.13 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) テキスト変換モード(C/CC)の選択状態がエディタとレイアウト(メージャーパレット)で同じになるようにしました。

2) テキストをインポートするダイアログの全てに「テキスト変換モード(C/CC)」が指定できるようになりました。

 

【不具合修正】

1) 見開き文書でページの削除や追加を行い先頭または最終ページが右ページだけになった場合、そのページのオブジェクトの位置がずれる場合がある不具合を修正しました。

 

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4.12 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) B2エディタの「環境設定」ダイアログの「表示色」に「拡張文字」の項目を追加しました。OpenTypeフォントの異体字やCID指定文字の表示フォントを選択できます。

 

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4.11 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) PDF設定ダイアログに「セキュリティ」タブを追加しました。よってセキュリティ付きのPDFを作成することができます。

 2) 印刷時のPostScript標準(コンポジット)出力の場合に「墨のせ」「特色のせ」の指定が可能になりました。

3) 「文字種編集」ダイアログの検索[変更文字一覧]で、選択した文字だけを初期化できるようにしました。

4) 「表示」メニューに「文字識別」を追加しました。「置換文字」「MDS外字」「ユーザ外字」の識別が色分けできるようになりました。

 5) 「カラー」パレット上でマウスを右クリックして表示するメニューから、カラーを編集できるようになりました。

6) 表の「行/列サイズ調整」ダイアログで調整方法が選択できるようになりました。

 

【不具合修正】

1) PDF出力」時のファイル名やフォルダ名に"―、噂、構、十、申、貼、能、表"など一部使用できない文字がある不具合を修正しました。

2) 表でセルの行方向揃えが「中央揃え、末揃え、均等揃え」になっている場合に、マスターページや組版モード、カラー設定、組合せ書体などを編集直後「頭揃え」になる不具合を修正しました。

 3) 表で文字サイズ変形の設定が効かない不具合を修正しました。

 4) 複数の編集中文書を切り換えた場合に、「ドキュメント環境設定」の「テキスト変換属性」が効かない場合がある不具合を修正しました。

5) 文字種変更した半角範囲(0xFF610xFF9F0xFFE80xFFEE)の設定が効かない不具合を修正しました。

 6) V3互換文字種テーブル.txt」使用した場合、0xFF610xFF65の文字種が効かない不具合を修正しました。

 7) 置換文字で半角範囲(0xFF610xFF9F0xFFE80xFFEE)の設定が効かない不具合を修正しました。

8)こまの自動変形を有効、行間調整を行間に設定し、継続段落を使用すると、文字が重なる不具合を修正しました。

9) 1つのこまが複数ページに跨った場合、こま内の行が抜ける不具合を修正しました。

10) 半角中点にジャストスペースが割り振られない不具合を修正しました。

 

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4.10 の新機能・機能拡張項目

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【仕様変更/追加】

1) イメージエリアで編集できる「表」オブジェクトを追加しました。

 2) 編集中の文書を「PDFファイル」に出力できるようになりました。

 3) 文字種編集ダイアログで各文字の「組合せ書体」分類を確認、設定できるようになりました。

 4) 欧文組版においてユーザ辞書を登録できる「ハイフネーション」設定を追加しました。

 5) 登録した文字を組版時に任意の文字に置き換える「置換文字」設定を追加しました。

 6) 組版モードの「文字設定」タブで「文字種」「ハイフネーション」「置換文字」の各設定名を選択できるようにしました。

 7) 組版モードに「半角句読点縦組み字形処理」を追加しました。

 8) 新版の "TOYO COLOR FINDER" に対応しました。

 9) イメージエリアでキャレットを置いた文字のユニコード、CID番号がステータスバーに表示できるようになりました。

10) Ctrlキーを押しながらマウスのホイールを操作するとマウスのポインタを中心に拡大や縮小表示ができるようになりました。

11) Shiftキーを押しながらマウスのホイールを操作すると画面の左右スクロールができるようになりました。

12) スタイルパレット上のスタイルを複数選択し削除できるようになりました。

 

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4.02 の変更点

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【不具合修正】

1) B2エディタで外字コードのリンク機能を利用して作成したビットマップ文字が表示されない不具合を修正しました。

 2) 文字種ダイアログで他の文書ファイルから文字種情報を取り込む際に、未変更の情報が削除される不具合を修正しました。

 3) ルビかけ量設定ファイルの保存先をTableの下に修正しました。

 4) マスターページ内の文字を削除すると、マスターページに名称登録しているインラインオブジェクトや浮動枠の組版が不正になる不具合を修正しました。

5) "AJ1-4仕様"OpenTypeフォントで、文字パレットからプロポーショナル幅のコーテーション類(ex:CID番号96,98,108,122)を入力すると半角幅になる不具合を修正しました。

 6) 行間指定のとき、行アキコマンドで行ジャストさせるとアキが均等にならない不具合を修正しました。

 

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4.01 の変更点

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【仕様変更/追加】

1) 組版モードに「版面外字送り」を追加しました。「ぶら下げ処理」が許可で字送りがベタでないときに、版面から字送り量(字間)分のアキを発生させて句読点をぶら下げます。

 

【不具合修正】

1) カラーなど各種定義ダイアログで他の文書ファイルから定義情報を取り込む際、同じ名前が編集中文書にあると上書きできない不具合を修正しました。

2) こま合成を行っている表組中で継続段落を使用すると、継続段落の文字が重複して表示される場合がある不具合を修正しました。

 

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4.00 の新機能と機能拡張項目

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【仕様変更/追加】

1) 図形機能を強化しました。従来の図形に加え、ベジェ曲線、折線、多角形、扇形、円弧、弓形が簡単に描くことができます。また、編集機能として連続複製や曲線変換、閉領域化、折線や多角形の頂点に角丸を設定することもできます。

 2) 文字種設定を追加しました。Unicode の外字領域を含む全文字に対して字種(漢字、記号、欧文などの分類)を変更できる機能を追加しました。この機能により、各文字に対して禁則設定が可能となります。設定した文字種は、「組版モード」で指定できます。

 3) 数式文字パレットを改良しました。数式文字が関係演算子、論理記号などの数学的分類や、大型演算子、積分記号、括弧などの数式組版的な分類で表示します。

 4) OpenTypeフォントのAdobe Japan1-5(約2万字)字種とUnicode規格の2バイト以上の文字コードが利用できるようになりました。

 5) メジャーパレットを追加しました。メジャーパレットを使用することでオブジェクトの編集が容易になります。

 6) LZW圧縮されたTIFF画像の取り込みができるようになりました。

 7) 文字パレットに任意の文字を配置できる機能を追加しました。

 8) マウスの右ボタンでショートカットメニューを表示するようにしました。

 9) キーボードのショートカットで表示倍率25%単位の拡大・縮小表示ができるよう「表示」メニューに「実寸表示」「ズームイン」「ズームアウト」を追加しました。これらは、選択オブジェクトやキャレットがある場合は、その位置を中心に表示します。

10) 全体表示のショートカットをCtrl+0にしました。(Ctrl+Wも使えますがメニューから削除しています。)

11) オブジェクトの右下側がグリッド・ガイドラインにスナップするようにしました。

12) オブジェクトの矢印形状に丸矢印を追加しました。

13) 印刷に「センタートンボの出力指定」「ページ情報の個別指定」「裁ち落としサイズの天地左右個別指定」「裁ち落としでクリッピング」を追加しました。

14) フォントダウンロードを指定した場合の印刷が速くなりました。

15) B2エディタのスタイルパレット上で名称の表示順が設定できるようになりました。

16) B2エディタのスタイルインポートで表示分類情報もインポートするようにしました。

17) B2エディタの段落スタイル名表示幅をエディタのウィンドウサイズの半分の大きさまで拡げられるようになりました。

18) 文字詰めができるようになりました。任意の段落や文字範囲をかな、約物、英数字、任意文字の各全角幅字形に対して詰め処理することができます。また、OpenTypeフォントが持つ詰め情報を使用したバランスの良い詰め組が指定できます。

19) インラインオブジェクトに「回転角度」を追加しました。「回転角度」は、「画像ファイル」を選択した時に使用できます。

20) インラインオブジェクトダイアログから「変形」のチェックボタンと「サイズ」「倍率」のラジオボタンを削除しました。「倍率」は、エディットボックスに数値と%を入力することで可能になります。これにより幅は「サイズ」で高さは「倍率」という混合して指定することができます。

21) 表開始、表行スタイル条件設定に「段頭で回り込み」パラメータを追加しました。

 

以上。